Mｒ.インクレディブルが面白い！おすすめ映画のひとつです

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　アニメーション・スタジオ、ピクサーによる２００４年の作品。スーパーパワーを持つ一家が、世界の命運をかけて立ち上がる姿をユーモラスに描く。

　主人公は、法律改正で引退を余儀なくされて一般市民に戻った元スーパーヒーローの夫妻。定職にも就き、子供にも恵まれたが、夫はかつての栄光が忘れられない。そこへ思いがけぬ事件が起こる。

　公開当時、話題となったのは、それまでおもちゃや虫や魚の世界を舞台にした物語を描いてきたピクサーが、人間たちを主人公に据えたこと。３Ｄ（立体）ＣＧで人間を描くのは、「最後の難関」と言われるほど難しいとされていたころに、その技術力、表現力は観客の目を見張らせた。

　もちろん、今見ても、絶妙な加減でデフォルメが加えられたキャラクターたちの姿は魅力的。彼らの魅力が、よくできたお話を、さらによく見せてくれる。ブラッド・バード監督。★★★☆（恩田泰子）

（2012年7月23日 読売新聞）おすすめシネマ　『Ｍｒ．インクレディブル』 スポンサードリンク

タグ：Mｒ.インクレディブル ブラッド・バード監督